市場イメージ

ENSIGMA 通信用 IP コア


既存の放送規格だけでなく、ハイビジョン TV、デジタル ラジオ、モバイル TV といった新しい規格のより帯域幅の大きいコンテンツに対するニーズにより、放送および接続に関する多数の通信規格が日々拡張、多様化されています。また、Wi-Fi やその他の双方向システムを使用してあらゆる製品をインターネットに接続する傾向は衰える気配がありません。そのため、このような機器のメーカーには、放送通信と接続通信の両方に対応するマルチスタンダード ソリューションを用いてリスクを最小限に抑えながら、柔軟性を高めつつ将来的な変化にも対応していくことが強く求められています。

ENSIGMA UCC Series3 コア ブロック図イマジネーションテクノロジーズ(IMG)の ENSIGMA™ UCCP(Universal Communications Core)IP プラットフォームは IMG が独自に提供する一連の低消費電力ソリューションで、単一の機器でアナログ/デジタル・テレビ、モバイル・テレビ、デジタル/アナログ・ラジオなどの幅広い受信規格だけでなく、Wi-Fi や将来的にはさらにその他の接続規格への対応が可能です。すべての UCCP IP コアの基部となる UCC™ エンジンは完全にプログラムが可能で、必要な規格だけを読み込むことができます。また、各規格を実装するために高度に最適化されたコードにより、最小限の電力消費でクラス最高レベルのパフォーマンスを実現します。プログラミング性とハードウェア設定機能の最適なバランスを特徴としながら、市販されている単一規格のハードワイヤー接続されたモジュレーション・ソリューションと同等、あるいはそれ以下のシリコン領域を占有します。

IMG の ENSIGMA 通信関連製品の中核を成すのが、UCC(Universal Communications Core)で、最新バージョンである Series3 アーキテクチャは、送受信両方の機能搭載を特徴とし、複数の多様な並列アルゴリズムの実行と複数の SCP 入力をサポートします。この独自のアーキテクチャは、次の 4 つのエンジンから成ります。

SCP(Signal Conditioning Processor)

UCC に接続する、低 IF からゼロ IF までの広範なチューナに対応した設定可能なハードウェアです。SCP は、サンプリングしたデジタル データを受信し、必要な場合はベースバンドまでミックス ダウンしたり、システム ボー レートにリサンプリングします。また、フロントエンド フィルタリング、その他の信号処理を実行し、安定した高精度複合データ サンプルを復調プロセッサに提供します。SCP によって、UCC と幅広い RF 受信機ソリューションの統合を非常に容易になります。

MCP(Modulation Control Processor)

UCC の比類なき汎用性を実現しているのが、MCP です。複数の並列処理ユニットを備えた複合ベクター プロセッサである MCP は、低レベルなマイクロコードで完全にプログラムが可能で、WiFi(最初は 802.11a/b/g)やその他の接続規格に加え、ほぼすべてのアナログ/デジタル変調規格の復調が可能です。これをすべて、他の単一規格ソリューションと同等のシリコン面積の同一シリコン エンジンで行います。また、Series3 アーキテクチャの採用により、受信パスだけでなく広範な送信パスをこれもまたすべて同一エンジンで実装できます。並列度の高いアーキテクチャを使用する MCP は、非常に高いデータ レートでのリアルタイム チャンネル処理が可能であると同時に、消費電力を抑え、ヘッドルームを確保して次世代のより高度な放送および通信規格をサポートします。

TXP (Transmission Processor)

TXP は、順方向誤り訂正(FEC)データを追加し、送信データの IQ マッピングを行うマルチモード ハードウェア エンジンです。この後 MCP によってすべての ODFM 変調が実行されます。

ECP(Error Correction Processor)

ECP は、高性能ハードウェア ビタビ、リード ソロモン、その他の誤り訂正とコーディングエンジンを提供します。再構成可能なハードウェアでこれらの機能を実行することで、消費電力を極めて低く抑えると同時に超高速のリアル タイム データ出力が可能になります。