18th November 2009

“イマジネーション、革新的な ENSIGMA™ UCCP320 を発表 プログラマブルな無線復調と Wi-Fi プラットフォームにより全世界の地上デジタル/衛星デジタル テレビをサポート”


2009 年 11 月 18 日(横浜) – マルチメディア チップ テクノロジーのリーディング カンパニー、イマジネーションテクノロジーズ(IMG)は、Wi-Fi 接続、デジタル ラジオ、モバイル テレビのほか、あらゆるテレビ規格をサポートする通信コア ENSIGMA UCCP320 を発表しました。UCCP320 は、複数のプログラマブル無線機能を大衆向け家電製品に適応する上で、コスト パフォーマンスを画期的に向上させています。

ENSIGMA UCCP320 の基礎をなすのが IMG の RPU(ラジオ処理ユニット)アーキテクチャの第3世代「UCC Series3」で、業界トップのパフォーマンスを超低消費電力と最小限のシリコン領域で実現しており、SoC への搭載に最適です。

UCCP320 は IMG の通信に対する「いいとこ取り」を具現化し、ダウン変換とエラー補正用のマルチモード ハードウェアと、復調用のプログラマブルな SIMD 複合ベクター プロセッサを組み合わせています。この手法により、UCCマルチスタンダード サポートが可能なコンフィギュアブルなコアを実現しています。UCCP320 では、UCC を IMG の META プロセッサ ファミリと組み合わせることで、完結した復調・接続プラットフォームを実現することができます。

複数の受信機だけでなく Wi-Fi などの無線の代替となる UCCP320 は、組み込み機器のコネクティビティをリードする存在になります。UCCP320 により、共通のハードウェア プラットフォームによる家電製品やモバイル製品を製造することが可能になり、同時に従来のソリューションと比べて消費電力、フットプリント、部品コストを削減することができます。

UCCP320 は IP プラットフォームとして提供され、地域・市場にかかわらずあらゆる Wi-Fi 接続やテレビ、ラジオ、モバイル テレビ受信機の規格をサポートし、高性能で低消費電力を実現しています。チップ メーカーはマルチスタンダードの通信ベースバンド チップセット ソリューションを開発することができるだけでなく、これらの通信機能を次世代のSoC(システムオンチップ)に移行することができます。

IMG のマーケティング担当副社長トニー・キング=スミスは次のように述べました。「UCCP320 は単なる通信ソリューションではありません。あらゆる通信機能をオンチップ化することで、次世代システムインテグレーションへ踏み出す大きなチャンスとなります。」

従来、個々の規格に合わせた超低コストのベースバンド チップセットがベストと言われていましたが、放送規格や無線規格の数があまりにも増え、従来のやり方は必ずしもコスト パフォーマンスが高いとは言えず、また省スペースを要求されるモバイル機器にとっても現実的ではなくなってきています。「コンボ チップ」で対応するシリコン メーカーもありますが、これらは2、3 の個別チップの組み合わせであり、一方UCCP320 は最小のシリコンサイズでプログラマブルな、将来を保証されたソリューションを提供しています。

キング=スミスはさらに、「UCCP320 は OEM だけでなく通信やSoCベンダーにとっても、他に類を見ないコスト パフォーマンスを提供するソリューションだと考えています。これは完全にプログラマブルで拡張可能なソリューションで、広範囲の規格をサポートし、高いパフォーマンスを超低消費電力で提供するだけでなく、高集積化された次世代 SoC の将来展開も可能にします」と語っています。

さらに ENSIGMA RPU と IMG の META CPU(中央処理ユニット)や POWERVR GPU(グラフィック/ビデオ処理ユニット)と組み合わせることでエンターテーメント、コミュニケーション、コンピューティング向けなどのシングル チップ ソリューションを実現できます。第三者のIP や SoC 設計と組み合わせることで、高度に差別化された次世代 SoC ソリューションを実現することができます。

キング=スミスは次のように結びました。「当社の SoC に関する将来的なビジョンは、最下流からアプリケーション レベルまで、SoC 設計の全要素を対象としています。当社の IP コアはすべてこの哲学をもとに開発され、当社のお客様に独自性と拡張性の高いロードマップを提供しています」

UCCP320 プラットフォームは、極めて効率的で柔軟性に富んだプログラマブル ソリューションで、益々増える多数の通信規格をサポートすることを目的として設計されました。UCCP320 は DVB T2、DVB-S2/S、世界各地のケーブル規格(DVB-C/J.83B/ISDB-C)、中国の地上デジタル放送規格「GB20600」など、UCCP ファミリのサポート領域をさらに広げます。UCCP ファミリはすでに、Wi-Fi 規格の 802.11a/b/g ファミリ、デジタル テレビ(ATSC(8VSB)、Nordig Unified 2.0 DVB-T、フルセグ ISDB-T)、モバイル テレビ(DVB-H、T-DMB、ワンセグ ISDB-T)、デジタルラジオ(3 セグ ISDB-T、DAB、DAB+、FM with RDS)などをサポートしています。

その他の重要な要因として、多様性のサポート、同時に複数規格への対応、バスの選択肢の拡大が挙げられます。UCCP320 コアはシリコンサイズが小さいため、複数のUCCP を搭載するお客様が増えることが予想されますが、これによりプラットフォームのシステム レベルの柔軟性がさらに広がります。

UCCP320 はさらに802.11n Wi-Fi、Bluetooth 2.1+EDR、Bluetooth 3.0 だけでなく、C-MMB、MediaFlo、DRM、HD-Radio などの新たな通信・放送規格をサポートできるように設計されています。正式なサポート開始については、ENSIGMA エコシステムが本格化するにつれ、随時発表していきます

UCCP320 プラットフォームのうち、UCC Series3 のプログラマブル無線テクノロジーは物理層の復調と変調を提供し、組み込み型 32 ビット META プロセッサはシステムのハウスキーピング処理、DVB-H と 802.11a/b/g のデータリンク処理の管理、プラットフォーム独自の DMA コントローラによるデータ配信などを実行します。

ENSIGMA UCCP320 IP プラットフォームは、既にライセンスを開始しております。

イマジネーションテクノロジーズについて
マルチメディアと通信におけるシリコン テクノロジーの世界的なリーディング カンパニーの Imagination Technologies Group plc(LSE:IMG)は、グラフィックス、ビデオ、マルチスレッド組み込み処理/DSP、マルチスタンダード通信アプリケーション向けの市場をリードするプロセッサ コアの製造およびライセンス供与を行っています。このようなシステムオンチップ(SoC)向けシリコン知的財産(IP)関連のソリューションは、幅広い開発者・ミドルウェア エコシステムだけでなく、強力なソフトウェア ツール製品群によって称賛されています。ターゲット市場としては、携帯電話、携帯マルチメディア機器、家庭用娯楽機器、低消費電力コンピューティングとモバイル コンピューティング、カー エレクトロニクスなどが挙げられます。ライセンス先には、主要な半導体や家庭用電化製品関連の企業が含まれています。イマジネーションテクノロジーズの本社はイギリスにあり、世界各国に販売拠点と研究開発拠点を置いています。詳しくはwww.imgtec.com をご覧ください。


All Press Releases