14th January 2016

イマジネーション、2016年は「MIPSの年」になると予測


イマジネーション・テクノロジーズ(以下:イマジネーション)は、 Consumer Electronics Show (CES) 2016で同社が推進するMIPSファミリCPUの幅広い採用の最新進捗状況を報告しました。 イマジネーションで、 MIPS事業運営担当バイス・プレジデントを務めるJim Nicholasは、 次のようにコメントしています。 「弊社がIPコアの製品開発を加速したことにより、 2016年は「MIPSの年」になると考えています。 車載、 民生、 IoTなどで利用される新たなCPUの選択肢として、 MIPSが認知、 採用される転機となるでしょう。 」

次のステップは、 イマジネーションのMIPS
Warrior CPU製品群を引き続き拡張することと、 MIPS用ツールおよびソフトウェアの強力なエコシステムの一層の成長と考えています。 CPUの現状を打開するMIPSの取り組みの重要なステップとして、 MIPSを組み込みプロセッサとして、 ARMコアなど他社ベンダのプロセッサと一緒に使用することを望まれるお客さまへの新しいエンド・ツー・エンドのデバッグ環境の構築があります。 この取り組みにより、 SoCメーカーは、 これまで以上にMIPS設計を採用しやすくなります。

MIPS Warrior CPUは現在、 組み込み、 IoT、 通信などの市場へ出荷され、 お客様がハードウェア・マルチスレッディングやOmniShieldマルチドメイン・セキュリティをはじめとする独自の機能を利用し、 非常に多くのアプリケーションで差別化が可能になることを実感されるにつれ、 その勢いは増しています。

CESにおけるMIPSのデモンストレーションの内容:

l   IoT:新しいCreator
Ci40 IoT-in-a-box開発キットを使い、 デバイスとクラウドを接続するイマジネーションのFlowCloud技術とGoogleの新しいIoT向けBrilloオペレーティング・システムを統合するデモの実施。

l   IoT:Ineda、 Ingenic、 MediaTek、 Microchip Technology、 Qualcomm Atheros、 Standing Egg、 Vocoreなどから市場に投入されている新しいMIPSベースのIoTソリューション。

l   車載:MIPS IPは、 既に大半のシステムのADAS(Advanced
Driver Assistance Systems)向けの高度な処理技術として導入されており、 主要な車載チップ・メーカーであるMobileyeのソリューションなどの紹介。

l   ウェアラブル:幅広いメーカーのイマジネーションMIPS IPを使用したソリューション。

l   オーディオ:イマジネーションのMIPS CPU、 コネクティビティ向けEnsigma RPU、 Caskeid オーディオ・テクノロジを組み合わせた最新のマルチルーム・オーディオとデジタル・ラジオ・ソリューション。

l   TV:Realtek社などのMIPSベースのTV技術。

MIPS IPに関する最新動向:

l   組み込み32ビットM-Class M6200およびM6250 CPUとハイエンド64ビットP-Class P6600 CPUなどがMIPSファミリに新たに追加されました。

l   Altair、 Baikal、 Mobileye、 Microchip Technology、 Standing Eggなどチップ・メーカー各社から、 MIPS Warrior CPUを搭載したハイエンドやエントリ・レベルの製品が現在出荷中であることが発表されています。

l   I-Class CPUを使用するマルチスレッドCPUは、 住宅や企業向けネットワーク・アプリケーションでの存在感を強化するだけでなく、 モバイルおよび民生用SoC向け高性能組み込み処理でのセキュア設計の推進も牽引しています。

l   超高効率スーパーコンピューティング・プロセッサの開発メーカーであるPEZY Computingは、 次世代のデバイスに64ビットMIPS
CPUを組み込む予定です。

l   MIPSオンチップ・インスツルメンテーション(MIPS OCI)、 新しいCodescape MIPS SDK、 Codescape SysProbesは、 MIPSヘテロジニアスCPUベースのシステムやMIPS CPUを他のCPUアーキテクチャと組み合わせたシステムの統合デバッグ作業を簡素化することができる新しいエンド・ツー・エンドのデバッグ環境を提供します。

l   MIPS CPUアーキテクチャは、 ウェアラブル用Android WearとIoT用Googleの新しいBrillo OSに完全にサポートされています。

また、 目覚ましい進展として、 Microchip Technologyは現在、 MIPS M5150 Warrior M-Classプロセッサ・コアをベースとするPIC32MZ EFファミリをなど、 業界で最も種類が豊富なMCUポートフォリオを出荷中です。

l   PIC32MZ EF MCUは、 データの暗号化/復号化と認証のためのRNG付き暗号化エンジン、 高度なメモリ保護などのきわめて重要な各種セキュリティ機能を統合しています。

l   新しいPIC32MZ EF
MCUを使用した複数の低コスト開発ボード(例:DigilentのArduino互換chipKITTM Wi-FIRE開発ボードの新バージョン)が、 Microchip Technologyと主要パートナーによって製造されています。

l   現在180以上のMIPSベースの32ビットPIC32 MCUが、 Microchip
Technologyから入手できます。

教育

イマジネーションは、 MIPSアーキテクチャを使用した将来のCPUエンジニア教育において大きな実績を残しました。 イマジネーションは、 MIPSfpgaに対して栄誉あるエレクトラ欧州エレクトロニクス産業賞の2015年教育サポート賞を受賞しました。 MIPSfpgaは、 完全な教育パッケージとして、 十分な実績を持つ現行世代MIPS CPUへのアクセスを無償でオープンに提供するという世界中の大学におけるCPUアーキテクチャ教育を一変させる同社のプログラムです。

EUROPRACTICEとの先駆的な提携によって、 44か国の670以上の大学と研究機関が、 オプションのハードウェア仮想化を備え、 基本的なマルチドメイン・セキュリティ・ソリューションを完全サポートするMIPS Warrior M-Class CPUにアクセスできるようになります。

コメント

イマジネーションで、 マーケティング担当EVPを務めるTony
King-Smithは、 次のようにコメントしています。 「MIPSは、 注目すべき勢いで2016年を迎えています。 新しいコア、 新しいツール、 堅牢なセキュリティ技術、 弊社のパートナーの新しいデバイスという力強い製品の投入に支えられ、 イマジネーションは32ビットMCUから64ビット・ハイエンド・プロセッサ・クラスタまで強力なロードマップに従ってMIPSを発展させていきます。 弊社は、 Warriorでのヘテロジニアス・システム・アーキテクチャ(HSA)のサポート、 弊社のCodescape SysProbesポートフォリオの拡張、 新しいパートナーのツールの追加、 弊社エコシステムの成長を実行し、 PowerVRマルチメディアおよびEnsigma通信コア・ファミリの品揃えの強化により相乗効果を高めます。 大手半導体メーカーが、 各種分野にわたってMIPSを選択することの戦略的価値の見直しをするきっかけになるでしょう。 」

VDC Researchで、 IoT&組み込み技術市場調査アナリストを務めるDaniel
Mandell氏は、 次のようにコメントしています。 「イマジネーションのMIPS向けの新しいデバッグ環境は、 ヘテロジニアスCPU設計における管理コントローラやデータ・プロセッサのクラスタとして、 メーカーがこれまで以上に短期間でのSoCへのMIPS
CPUの実装、 デバッグができるようになるという点で大きな進歩をしています。 このデバッグ上の優位性とイマジネーションの開発者エコシステムが組み合わさることで、 MIPSはCPUアーキテクチャの中で独自の地位を確立しています。 」

PEZY Computingの創業者で、 社長兼CEOを務める齊藤元章氏は、 次のようにコメントしています。 「スーパーコンピューティングや人工知能などの分野での重要な新たな機会に対応できるように、 弊社はイマジネーションと長期にわたる戦略的提携を結んでいます。 弊社は、 この提携によってHPCの世界を変化させ、 その他の多くのアプリケーション分野でも既成概念を超えるソリューションを提供できると確信しています。 イマジネーションの64ビットMIPS
Warrior CPUを搭載したPEZY-SC2は、 いろいろな意味で単なる革新的なプロセッサというだけではなく、 HPCの世界で技術向上の牽引役になることを期待しています。 」

Standing EggでCEOを務めるJongsung Lee氏は、 次のようにコメントしています。 「CPUの選択に関しては、 弊社はその優れた性能効率、 機能からMIPSを選択しています。 洗練されたアルゴリズムを取り扱う能力と信号処理性能を備えるMIPS M5100は、 弊社の次世代型センサ・ハブに理想的です。 これらの製品は既に複数のお客様から引き合いがあります。 」

Baikal ElectronicsでCEOを務めるSvetlana Legostaeva氏は、 次のようにコメントしています。 「汎用性、 高性能、 高エネルギ効率を兼ね備えた弊社の新しいMIPSベースの通信プロセッサは、 業界最先端の32ビット通信チップに匹敵するでしょう。 」

EUROPRACTICE design tool serviceでヘッドを務めるJohn
A. McLean氏は、 次のようにコメントしています。 「弊社のイマジネーションとの提携は、 イマジネーションが世界的に実績のあるMIPS アーキテクチャへのアクセスを学生たちに初めて提供した時に遡ります。 これにより学生たちは将来の最先端の製品を設計し、 製作する方法を学べるようになりました。 」

またイマジネーションは、 MIPS CPUを中心とする同社のエコシステムを継続的に充実させています。 最近の進展としては、 prpl Foundationによるprpl.works の立ち上げがあります。 これはオープンソースの開発者やユーザーのためのオンライン・コミュニティです。 開始してわずか数週間で、 世界中からこのコミュニティに参加しているMIPS開発者は既に40,000人以上(2015年12月中旬現在)に達しています。

イマジネーションのCES 2016プレス・キットを入手するにはhttps://imgtec.com/press-kit/をご覧ください。

MIPS CPUについて

MIPS CPUは、 低消費電力で高性能なマイクロプロセッサIPコアおよびアーキテクチャの広範なポートフォリオから構成されており、 ハイエンド・アプリケーション処理向けのソリューションから、 非常にコンパクトで高度に組み込まれたマイクロコントローラ向けのソリューションまで幅広く対応します。 MIPS CPUは、 世界中の何十億という製品に搭載されています。 64ビットMIPSアーキテクチャは多数の製品に広く採用されており、 20年以上にわたって築かれてきた活発に進化し続けるエコシステムによってサポートされています。

イマジネーション・テクノロジーズについて

イマジネーションは、 世界中の何十億の人々の生活を豊かにする製品を支える、 グローバル規模のテクノロジー・リーディング・カンパニーです。 広範囲なシリコン製品向けのIP(知的財産)には、 様々なモバイル、 家電、 自動車、 企業、 インフラ、 IoT、 組込機器の原動力となるSoC(システム・オン・チップ)の設計に欠かせないマルチメディア、 通信、 汎用プロセッサが含まれています。 独自のソフトウェアやクラウドIP・システムソリューションとの相乗効果によって、 ライセンシーやパートナーが高度に差別化されたSoCプラットフォームを利用した製品を素早く市場に投入することを可能にします。 イマジネーションのライセンシーである半導体メーカー、 ネットワークオペレータ、 OEMやODMなど多くの世界的な先端企業は、 各国で象徴的で革新的な製品を創り続けています。 詳しくは www.imgtec.com及びhttp://jp.imgtec.comをご覧ください。 イマジネーションの情報はTwitterYouTubeLinkedInRSSFacebookおよびブログで提供されています。

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