18th May 2016

イマジネーション、64ビットMIPS CPU向けDebianの開発を支援

MIPSアーキテクチャ対応のオープンソースDebian移植版支援装置を新たに寄贈


イマジネーション・テクノロジーズ(IMG.L、 以下:イマジネーション)は、 評判の高いオープンソース型Debianオペレーティングシステム(OS)の64ビットMIPSアーキテクチャ対応版開発をより支援するため、 Debianプロジェクトとの連携を発表しました。 イマジネーションは、 高性能のSDNA-7130装置数台を移植版開発とメンテナンス用としてDebianプロジェクトに寄付しました。 SDNA-7130(ソフトウェア・ディファインド・ネットワーク装置、 SDN装置)プラットフォームは、 高性能なデータセキュリティ、 ネットワーク、 データインフラのソリューションで有名なRhino Labs社が開発したものです。

イマジネーションでデベロッパーツール担当バイス・プレジデントを務めるイアン・オリバーは、 次のようにコメントしています。 「Rhino Labs社の新製品は、 Debianのデベロッパーに対して32/64ビットMIPSベースプラットフォームへの無償アクセスを提供するという、 当社のコミットメントの重要な一例を示すものです。 デベロッパーコミュニティの皆さまには、 この新規ハードウェアを活用していただき、 可能な限り幅広いDebianユーザー層に最新の32/64ビットMIPSアーキテクチャを提供するという、 当社の試みに協力してくださることを期待します。 」

SDNA-7130は、 クロック周波数1.5GHzで強力な浮動小数点演算ユニット(FPU)を組み込んだクアッドコアMIPS64プロセッサを搭載した、 エンタープライズグレードの Cavium OCTEON®
III CN7130
チップが特長です。 この高性能クアッドコアCaviumプロセッサを使うことで、 パッケージのビルド回数を減らすことができ、 DebianデベロッパーはMIPS64リリース5のアーキテクチャによる高度な機能を活用することができます。

GNU/Linux MIPS CPU版への着手を検討されているデベロッパーの方は、 こちらから最新カーネルを入手いただけます(https://community.imgtec.com/developers/mips/linux)。 また、 イマジネーションのDebianへの取り組みに協力してくださるデベロッパー向けに、 同社が提供する比較的安価な開発システムへのリンクも、 同サイトに掲載しています。 Creator
Ci20マイクロコンピュータ
にはクロック周波数1.2GHzのデュアルコアMIPS32プロセッサ、 Creator
Ci40 IoTハブ
には550MHzのデュアルコア/デュアルスレッドMIPS32 interAptiv
CPUが搭載され、 両プラットフォームともDebian 8以外に、 OpenWrtやBuildroot等のGNU/Linux配布版にも対応しています。 Debian MIPS移植版に関しては、 ホスティングサービスプロバイダのaql社やリモートコントロールePDUのイートン社など、 Debianコミュニティの多くの個人メンバーからの寄贈により実現しました。

各界の支援コメント

aql社の創設者であり、 CEOを務めるアダム・ボーモント博士

「MIPSプロセッサのアーキテクチャは、 高性能の組込み・低電力IoT用途の多くで活躍しており、 M2Mの専門家である私たちは、 この業界におけるイノベーション要因やカギとなる実現要因を支援する必要性を認識しています。 当社のエンジニアはすでに何年もDebianを活用しており、 オープンソースのコミュニティに対してお返しをするのは当然のことと考えています。 」

Debianプロジェクトのメンバーであるオーレリエン・ジャーノ氏:

「SDNA-7130にはストレージが内蔵されているため、 装置の設定管理が簡単です。 また、 搭載されている浮動小数点演算装置も、 MIPSアーキテクチャ上での演算集約型ソフトウェアのビルド&テストに使うことができ、 ユーザーは種々のCPUアーキテクチャ間で一貫性が担保されるパッケージ構築ができます。 」

Rhino Labs社でプレジデントを務めるギー・マローム氏:

「SDNA-7130ファミリーは、 パワフルかつ信頼性の高い汎用装置であり、 幅広い用途や用例に対応できる数々のインターフェースをサポートしています。 MIPSアーキテクチャ上でのDebian開発の継続に、 当社のプラットフォームが使われることとなり、 喜んでいます。 」

aql社について

aql社は、 Ofcom(英国情報通信庁)が管轄する通信会社の1社です。 携帯メール、 IPテレフォニー、 光ファイバーやワイヤレスによる通信網のリース、 セキュアなデータセンターホスティングから、 需要が増しているIoT(モノのインターネット)向けのM2M(マシン・トゥ・マシン)サービスに至るまで、 あらゆる統合通信サービスの卸売を手掛けています。 詳細は、 www.aql.comをご覧ください。

Debianについて

Debianプロジェクトは、 Debianという名の完全無償オペレーティングシステムの開発にボランティアとして参画する、 フリーソフトウェアのデベロッパーの集まりです。 詳細は、 www.debian.orgをご覧ください。

Rhino Labs社について

Rhino Labs Inc.は、 高性能なデータセキュリティ、 ネットワーク、 データインフラのソリューションプロバイダです。 Rhino Labs製品を活用するメーカー顧客は年々増えており、 大企業から小・中企業まで、 幅広く使われています。 その用途はサイバーセキュリティやネットワーク監視、 SDNやNFV、 トラフィック管理が中心です。 スタンダードおよびカスタマイズ製品としては、 Intelligent Bypass NICsやSmart NICsをはじめ、 各種のネットワーク、 セキュリティ、 ストレージ装置があります。 同社の統合ソリューションのラインアップは、 複雑かつ要求度の高い組込みシステム設計要件を満たすソリューションの構築を専門とする、 システムインテグレーションやロジック設計、 ソフトウェアプログラミングやハードウェア設計のエキスパート集団が開発をけん引しています。 Rhino Labs社は、 米国カリフォルニア州サンタクララにエンジニアリングおよび生産設備を有する本社があり、 マレーシアにも量産拠点を持つ未公開会社です。 詳細は、 www.rhinolabsinc.comをご覧ください。

イマジネーション・テクノロジーズについて

イマジネーションは、 世界中の何十億の人々の生活を豊かにする製品を支える、 グローバル規模のテクノロジー・リーディング・カンパニーです。 広範囲なシリコン製品向けのIP(知的財産)には、 様々なモバイル、 家電、 自動車、 企業、 インフラ、 IoT、 組込機器の原動力となるSoC(システム・オン・チップ)の設計に欠かせないマルチメディア、 通信、 汎用プロセッサが含まれています。 独自のソフトウェアやクラウドIP・システムソリューションとの相乗効果によって、 ライセンシーやパートナーが高度に差別化されたSoCプラットフォームを利用した製品を素早く市場に投入することを可能にします。 イマジネーションのライセンシーである半導体メーカー、 ネットワークオペレータ、 OEMやODMなど多くの世界的な先端企業は、 各国で象徴的で革新的な製品を創り続けています。 詳しくはwww.imgtec.com及びhttp://jp.imgtec.comをご覧ください。 イマジネーションの情報はTwitterYouTubeLinkedInRSSFacebookおよびブログで提供されています。

イマジネーション・テクノロジーズとイマジネーション・テクノロジーズのロゴはImagination Technologies Limitedと英国及びその他の国の関連会社の商標です。 その他すべてのロゴ、 製品、 商標、 および登録商標は、 それぞれの所有者に帰属します。

###

メディアの皆さまのお問い合わせ先

英国:David Harold        david.harold@imgtec.com +44 (0)1923 260 511

米国:Jen Bernier-Santarini          jen.bernier@imgtec.com +1 408-530-5178

日本:ミアキス・アソシエイツ(河西) kasai@miacis.com

記事掲載時のお問い合わせ先

イマジネーション・テクノロジーズ株式会社

http://jp.imgtec.com/


All Press Releases