16th January 2015

イマジネーション、Android向けPowerVR画像処理フレームワークを発表

製品メーカによるカメラアプリケーションの差別化を可能にする、GPU演算活用を支援


英イマジネーション・テクノロジーズ(IMG.L、 以下:イマジネーション) は、 CES 2015においてAndroid向けの新しいPowerVR画像処理フレームワークを発表しました。 このソフトウェアコンポーネントを活用することで、 製品メーカはPowerVR Rogue GPU特有の低消費電力並列処理を活用し、 最新の写真技術(コンピューテーショナルフォトグラフィ)とコンピュータビジョン機能を、 カメラアプリケーションに組み込むことができます。

ハイ・ダイナミック・レンジ(HDR)、 パノラマ合成、 ジェスチャ認識、 拡張現実(AR)など、 先進的な画像処理や写真技術を処理するには、 大量の演算能力が必要です。 現在、 ほとんどのメーカは必要な性能要件を満たすために、 依然としてCPUやDSPコアの能力に依存していますが、 こうしたプロセッサでハイダイナミックなコンテンツの映像フレーム処理をし続けることには、 デバイスの発熱に起因する制約という課題があります。

多くの画像処理演算アルゴリズムは、 GPUによる大量の並列アーキテクチャに適しています。 PowerVR画像処理フレームワークは、 GPUとカメラセンサ、 画像信号プロセッサ(ISP)、 CPU、 その他のSoC特有ハードウェアのシステムコンポーネントと密接に統合し、 製品メーカがカメラアプリケーションに容易に組み込めるプログラマブルな画像処理パイプラインの実現を可能にします。 PowerVR GPUの電力効率と演算効率によって、 イマジネーションのパートナー企業は、 将来の専用ハードウェア化SoCを待つことなく、 スマートフォン、 タブレット、 その他民生電子機器における消費電力の制約の範囲内で、 最先端の画像処理機能をカメラアプリケーションに組み込めるようになります。

イマジネーションでマルチメディア・テクノロジー担当マーケティング・ディレクターを務めるPeter McGuinnessは、 次のように述べています。 「PowerVRの画像処理フレームワークによって、 お客様とそれらを利用するメーカは、 既存のSoCにハードウェアコストの追加なくカメラアプリケーションを差別化しやすくなります。 」また、 ASUS社でシニア・プロダクト・マネージャを務めるKai Pang氏は、 次のように述べています。 「イマジネーションのPowerVR画像処理は、 幅広い利用者が手にする量産製品に、 より優れた機能の提供ができるようになります。 」

Android向けPowerVR画像処理フレームワークの内容

Android向けPowerVR画像処理フレームワークには、 OpenCLおよびEGLアプリケーションプログラミングインターフェース(API)への拡張が含まれており、 YUVとRGBカメラデータの効率的なゼロ・コピー・サンプリングを実現します。 この拡張を使用すると、 たとえばYUVデータ形式を直接操作して、 輝度データに対してのみ動作するアルゴリズムの高速化ができます。 また、 別の拡張としてサンプリング時にYUVデータをRGBに動的に変換する構成を、 ハードウェアに与えることができます。

このフレームワークには、 ゼロコピー拡張をカメラのHAL(Hardware Abstraction Layer)に実装するための、 ローレベルの関数も含まれています。 この拡張実装によって、 カメラレンズ、 画像信号プロセッサ(ISP)ハードウェアの諸機能やAndroid標準のカメラアプリケーションの制約を超えた利用が可能になります。 すでにフレームワークのゼロコピー機能を使用しているお客様は、 高速画像処理アプリケーションを実装するために、 共有ハードウェアの追加は必要ありません。

イマジネーションはソフトウェアパートナーと協力し、 各社が最新の写真技術や画像処理ソリューションを展示できるようサポートしており、 その一部をCESでご紹介しました。 イマジネーションは、 プロセッサ、 GPU、 ビデオエンコーダ、 組み込みCPUのみならず、 OpenCL、 RenderScript、 OpenGL
ES 3.0などの演算APIによるヘテロジニアス処理やOpenVXなど画像処理アプリケーション用に進化を続けるAPIに至るまで、 豊富な知識を備えており、 パートナーの革新的な画像処理システム構築を支援する独自の地位を築いています。

McGuinnessは続けて次のように述べています。 「当社では早期アクセスプログラムを通じて、 代表的なパートナー様に画像処理プラットフォームを提供しています。 当社のソフトウェアパートナー様が、 このPowerVRコンピューティングの基礎技術を中心に、 画像処理エコシステムの構築を着々と進める様子は素晴らしいものです。 」

Luxoft社でテクノロジーサービス担当副社長を務めるMichael Minkevich氏は、 次のように述べています。 「イマジネーションの画像処理フレームワークによって、 ノイズ除去、 細部強調補正、 HDRなど多くのコンピューテーショナルフォトグラフィのアルゴリズムを効率よくGPUに実装し、 PowerVRユーザに最大限の付加価値を提供できます。 画像処理フレームワークの一部であるカメラリファレンスデモアプリを使って、 製品メーカに対して最終製品に近い形でソリューションの実演を行うことができました。 」

イマジネーション・テクノロジーズについて

イマジネーションは、 世界中の何十億の人々の生活を豊かにする製品を支える、 グローバル規模のテクノロジー・リーディング・カンパニーです。 広範囲なシリコン製品向けのIP(知的財産)には、 様々なモバイル、 家電、 自動車、 企業、 インフラ、 IoT、 組込機器の原動力となるSoC(Systems on
Chips)の設計に欠かせないマルチメディア、 通信、 汎用プロセッサが含まれています。 独自のソフトウェアやクラウドIP・システムソリューションとの相乗効果によって、 ライセンシーやパートナーが高度に差別化されたSoCプラットフォームを利用した製品を素早く市場に投入することを可能にします。 イマジネーションのライセンシーである半導体メーカ、 ネットワークオペレータ、 OEMやODMなど多くの世界的な先端企業は、 各国で象徴的で革新的な製品を創り続けています。 詳しくは www.imgtec.com及びwww.imgtec.com/jpをご覧ください。 イマジネーションの情報はTwitter、 YouTube、 LinkedIn、 RSS、 Facebook、 Blogで提供されています。

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