8th January 2010

イマジネーション、META AXD オーディオ プロセッサ IP プラットフォームを発表

最大限のシステム レイテンシー許容度とあらゆるオーディオ処理を実現するマルチスレッド処理を特徴とした画期的なソリューション


2010 年 1 月 8 日(米国ネバダ州ラスベガス) – マルチメディア チップ テクノロジーのリーディング カンパニー、イマジネーションテクノロジーズ(IMG)は、システム オン チップ(SoC)設計用の包括的なマルチスタンダードおよびマルチストリーム オーディオ ソリューションを提供するオーディオ IP プラットフォーム、META AXD を発表しました。

META AXD はマルチスレッド処理を駆使したまったく新しいアプローチにより、共有メモリで高レイテンシーの SoC 環境でも業界トップのパフォーマンスを実現します。SoC のすべてのオーディオ処理は META AXD コアにオフロードされ、貴重なホスト プロセッサのリソースはユーザー体験の改善と付加価値の高いアプリケーションの提供のために使われます。AXD230 と AXD270 を含む AXD ファミリは MP3、HE-AAC、WMA などの最新オーディオ規格や 7.1 チャンネルまでのサラウンド サウンドをサポートします。

IMG のマーケティング担当副社長トニー・キング=スミスは次のように述べています。「当社はマルチメディア分野において多くの実績を持ち、オーディオは単独で考えることができない、と理解しています。グラフィックスやビデオなど、マルチメディア SoC のほかの要件とあわせて考慮する必要があります。さらに、SoC に競争力を持たせ、あらゆる条件においてレスポンスのいいシステムとするには、オーディオなどの負担の大きい、主要な処理を効率的に、かつ最高レベルの抽象度で CPU からオフロードすることが肝要であることを認識しています。META AXD は最も複雑なオーディオ コーデックや後処理でも処理できる次世代のオーディオ ソリューションであり、独自の方法でマルチスレッド処理を活用し、あらゆる運用条件において最高のパフォーマンスを提供します」

単一の META AXD コアは、65LP などの適切なプロセスで実装された場合には、すべての Blu-ray オーディオ処理条件を満たすなど、広範囲のオーディオ コーデックや後処理効果をサポートします。META AXD は、AXD 独自のハードウェア マルチスレッド アーキテクチャと高性能、低消費電力の SoC ソリューションを提供し続けてきた IMG の長年の実績をにより、オンチップの専用メモリを不要とし、ソリューションのシリコン領域を低減し、コストをさらに削減します。

META AXD には、コーデックとホスト ドライバ ソフトウェアによって完全に管理された、アプリケーション特有のファームウェア パックが同梱され、システム設計と実装の複雑さを最小限に抑えます。

リリース時現在、META AXD ファミリは次のコーデックをサポートしています。

  • Musicam、MP3、HE-AAC v2(DAB+ 変換含む)、Real(Cook)、WMA9、Ogg Vorbis、FLAC のステレオ デコーダ
  • AAC、HE-AAC v2、MPEG-2 BC、ドルビー デジタル、DTS、ドルビー デジタル プラスの マルチチャンネル デコーダ
  • ドルビー プロロジック II 後処理/ステレオ拡張、EQ、リサンプラ、残響効果

上位以外の HD コーデックや後処理効果のサポートも開発中で、IMG はサポートするコーデック ファミリへの継続的な追加を随時発表していく予定です。

ファームウェア パックは特定の市場セグメントをターゲットとし、インターネット ラジオや PMP などの接続型モバイル製品、セットトップ ボックス、HDTV、DVD/Blu-ray、ホーム シアターなどのアプリケーションを網羅しています。

META AXD について
イマジネーションテクノロジーズの META AXD オーディオ DSP IP プラットフォームは、オーディオのマルチストリームおよびマルチスタンダードの復号化、符号化、前処理および後処理を可能にします。OpenMAX-IL、GStreamer、または専用 API を使ってホスト プロセッサにより制御される AXD コアは、SoC の共有外部メモリ リソースから動作するように設計され、ソリューション全体のコストを最小限に抑えます。

META AXD IP プラットフォームはあらゆる SoC について、オーディオのドロップイン形式での利用をサポートし、広範囲に渡るアプリケーション特有のコーデック パックと、システムのホスト プロセッサの制御用に選択できる API が用意されています。ライセンシーは AXD ファームウェアに関与する必要がありませんが、独自のオーディオ アルゴリズムの開発を希望される場合も、包括的なツールが提供されます。

XD IP コアは広範囲のオーディオ デコーダ、エンコーダ、前処理効果および後処理効果をサポートします。コアに実装された、META マルチスレッド プロセッサ テクノロジーをベースに開発された高度 DSP 命令セットは高性能と低消費電力を兼ね備えていながら、複雑な用途のために十分なヘッドルームも確保しています。たとえば単一の AXD コアで、65LP プロセスにおける Blu-ray のすべてのオーディオ処理条件をサポートすることができます。

META AXD のホスト ドライバ API ホスト ソフトウェアは Linux 対応で、Khronos OpenMAX-IL コンポーネント、GStreamer オープン ソース マルチメディア フレームワーク プラグイン、または専用の構成 API から選択でき、さらにご要望に応じてその他の API や OS にも対応できます。

META AXD コアはあらゆるオーディオ要件やシステム メモリ レイテンシーに合った性能レベルで提供されるので、アプリケーションを問わない最適のソリューションです。すべてのコアはバイナリ命令セット対応のため、AXD IP プラットフォームはソフトウェアからの透明性が高くなっています。

イマジネーションテクノロジーズについて
マルチメディアと通信におけるシリコン テクノロジーの世界的なリーディング カンパニーの Imagination Technologies Group plc(LSE:IMG)は、グラフィックス、ビデオ、マルチスレッド組み込み処理/DSP、マルチスタンダード通信アプリケーション向けの市場をリードするプロセッサ コアの製造およびライセンス供与を行っています。このようなシステムオンチップ(SoC)向けシリコン知的財産(IP)関連のソリューションは、幅広い開発者・ミドルウェア エコシステムだけでなく、強力なソフトウェア ツール製品群によって称賛されています。ターゲット市場としては、携帯電話、携帯マルチメディア機器、家庭用娯楽機器、低消費電力コンピューティングとモバイル コンピューティング、カー エレクトロニクスなどが挙げられます。ライセンス先には、主要な半導体や家庭用電化製品関連の企業が含まれています。イマジネーションテクノロジーズの本社はイギリスにあり、世界各国に販売拠点と研究開発拠点を置いています 詳しくは www.imgtec.com をご覧ください。

David Harold 
Imagination Technologies    
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Home Park Estate, Kings Langley, Herts, WD4 8LZ               
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