7th January 2016

イマジネーションの新しいPowerVR GPUはビジョン処理やコンピュテーショナル・フォトグラフィへの最適化と先進グラフィックスの統合を実現

Series7XT Plus GPUが、ビジョン(視覚情報)処理アプリケーション向けに最大4倍の性能向上を達成


英イマジネーション・テクノロジーズ(IMG.L、 以下:イマジネーション)は、 PowerVR Rogue GPU IPコア製品の新モデル2製品を発表しました。 お客様は、 これらのコアを使用することで、 優れたビジョン処理やコンピュテーショナル・フォトグラフィをベースにしたアプリケーション体験を実現する先進の高精細グラフィックスを、 次世代デバイス向けに制作することが可能です。 新「PowerVR Series7XT Plus」GPUは、 ビジョンアプリケーション向けにOpenCL™ 2.0*サポートの追加や消費電力/性能/チップ面積のバランス改善を行い、 イマジネーションの主要製品であるSeries7XTのラインナップを拡張します。

お客様はPowerVR Series7XT Plus GPUが持つハードウェア仮想化、 マルチドメイン・セキュリティ、 ハードウェア・テセレーション、 OpenGL® ES 3.2およびVulkan™**と最新APIの継続的サポートなど、 最大源にグラフィックス性能を活用でき、 次世代のコンピュータ・ビジョンやGPUコンピュート・アプリケーションに向けて、 さらに優れたユーザー体験を提供できます。

近年、 携帯電話、 タブレットなど、 人とモバイル・デバイスをつなぐインターフェースは大きく変化しました。 最初にタッチスクリーン技術を実現し、 そして音声認識から現在では自然な会話処理が可能になっています。 次の革新は、 先進のカメラ処理や視覚情報処理機能を含むGPUによるコンピュータ・ビジョンに発展するでしょう。 これらは、 高度なディープ・ラーニング・アルゴリズム(例:HOG(Histogram of Oriented Gradients)、 SLAM(Simultaneous
Location and Mapping)、 CNN(Convolutional Neural Networks))などのコンピュータ・ビジョン技術の実現に不可欠です。

イマジネーションで、 マルチメディア技術マーケティング担当ディレクタを務めるPeter McGuinnessは、 次のようにコメントしています。 「長年にわたる研究の結果、 民生機器への視覚情報処理システムの実装は、 今や現実になってきています。 視覚情報は帯域幅が広く、 私たちが外界との接触で最も豊富な情報量が得られる方法です。 当然、 画像データの解析や利用には、 莫大なコンピューティング・リソースや膨大な帯域幅をほとんど使いきる可能性があります。 弊社は、 コンピュテーショナル・フォトグラフィ、 コンピュータ・ビジョン、 仮想現実、 拡張現実、 その他の高度なビジュアルエクスペリエンスに関連するユーザー体験をサポートしながらもバッテリ持続時間を延長できるような高いシステム効率や性能を備えるこれらの新しいGPUを本格展開してゆきます。 」

JPR Researchで、 プレジデントを務めるJon Peddie氏は、 次のようにコメントしています。 「今日の半導体の多くは、 専用のビジュアル・プロセッサを備えていません。 しかし各メーカーは、 既に高度なユーザー・インターフェースやその他の機能に使用しているGPUを視覚情報処理やコンピュテーショナル・フォトグラフィ向けに使用することで、 驚くべき性能を達成できます。 非常にスケーラブルなPowerVR GPUポートフォリオ上に開発されたイマジネーションの新しいSeries7XT Plusは、 ビジョン処理およびコンピューティング・アプリケーション向けに最適化したソリューションとして、 コンピュータ・ビジョン市場に応え続け、 同社の製品群を増強します。 イマジネーションは、 常にテクノロジを主導することを重視しており、 これらのGPUも例外ではありません。 」

視覚情報処理とコンピュテーショナル・フォトグラフィのために最適化した機能セット

今回発表したSeries7XT Plus GPUには、 64のALUコアを備えるGT7200 Plus GPUと128のALUコアを備えるGT7400 Plus GPUの2モデルがあります。 これらのGPUは、 民生機器、 ミッドレンジ/メインストリームのスマートホン、 タブレット、 ADAS(Advanced Driver Assistance Systems)のような運転支援システム、 インフォテインメント、 ダッシュボード向けのコンピュータ・ビジョンや先進処理など視覚情報処理及びコンピュテーショナル・フォトグラフィ用に帯域幅の低減と共にシステムの効率性および電力効率の向上設計がされています。

新GPUでは、 次世代GPUコンピュートに焦点を合わせ、 強化された新しい機能セットが組み込まれています。

l  整数(INT)演算性能の向上(INT16:2倍、 INT8:4倍)により、 OpenVX/ビジョンアルゴリズム性能を前世代に比べ最大4倍に改善

l  OpenCL 2.0の共有仮想メモリ(SVM)により、 帯域幅とレイテンシーを低減

l  OpenCL 2.0のデバイス・エンキューのサポートにより、 効率的な実行と制御のための動的並列処理に対応

最も優れた実稼働時の性能、 電力、 帯域幅を確保

お客様のシリコン製品で最高の実稼働性能を確実に発揮できるよう、 イマジネーションは、 新Series7XT Plus GPUをレイテンシー、 ファブリック、 メモリ・コントローラ、 メモリ特性に注目して、 システム性能と効率改善実現のためのチューニングをしました。 幅広いエミュレータ・ベース解析、 GPU IP調整によるシステム性能モデル化と市場およびお客様からの情報に基づいて、 以下のような改善が含まれています。

l  リクエスターの優先順位サポートなど、 最新のバス・インターフェース機能をサポート

l  メモリ・バースト・サイズを倍増することで、 最新のシステム・ファブリック、 メモリ・コントローラ、 メモリ・コンポーネントに適合

l  サイズの調整とキャッシュ効率の向上により、 帯域幅を約10%低減

さらにイマジネーションは、 電力効率向上のために、 マイクロ・アーキテクチャレベルでの本質的な改善しました。 イマジネーションは、 画像処理プロセッサ、 GPU、 ビデオ・エンコーダ、 組み込みCPUなどの深い知識と3Dグラフィックス向けのOpenGL ES 3.2やVulkanと共にOpenCLやRenderScriptのようなヘテロジニアス処理とコンピュートAPIからOpenVX™といったビジョンアプリケーション向けのハイレベルのAPIの専門性も備えており、 革新的な視覚情報処理システムを開発するパートナーを支援できる独自の立場にいます。 イマジネーションのAndroid向けイメージングフレームワークのようなソリューションは、 新しいGPU上で演算処理の基盤をサポートします。

ソフトウェアとツールのサポート

イマジネーションは、 開発者向けと3Dグラフィックス・アプリケーション開発をあらゆる局面でサポートするように設計されたクロスプラットフォームに対応するPowerVR SDKと同様に、 3DグラフィックスとGPUコンピューティング・アプリケーションの開発を容易にするツールやユーティリティへのフリーアクセスを提供しています。 開発者はPowerVR Insiderコミュニティへの参加、 SDKの無償ダウンロード、 また下記Webサイトから開発者フォーラムで情報交換ができます(http://community.imgtec.com/developers/powervr/)。

イマジネーションのPowerVR Series7XT Plus GPU用に、 お客様が電力、 性能、 面積(PPA)を柔軟に最適化できるデザイン最適化キット(DOK)の準備もしています。 イマジネーションのDOKは、 最適化されたリファレンス・デザイン・フロー、 パートナーによるチューンナップが施されたライブラリ、 特性データと資料で構成されています。

ライセンス

PowerVR Series7XT Plus GPUは、 現在ライセンス提供可能です。 イマジネーションは、 これらの新コアを主要パートナーへのライセンス提供を既に開始しています。 詳細はinfo@imgtec.comにお問い合わせください。

PowerVR GPUについて

イマジネーションのPowerVRグラフィックス・プロセッサ(GPU)は、 モバイルおよび組み込みグラフィックスとGPUコンピューティングのデファクト・スタンダードです。 PowerVR GPUファミリは、 技術的性能、 充実したロードマップ、 エコシステムで市場をリードしており、 これまで同種の技術としては、 圧倒的な採用、 出荷実績を誇ります。 PowerVRグラフィックスIPは、 業界トップクラスの総合的なGPUラインナップを構成しており、 幅広いアプリケーションをサポートします。 詳しくはhttps://www.imgtec.com/powervr/graphics.aspをご覧ください。

注:

* 公開されたKhronos仕様に基づくPowerVR Series7XT Plusは、 Khronos Conformance Testing Processに適合する予定です。 現在の適合状況については、 www.khronos.org/conformanceをご覧ください。

** Khronos仕様の内部ドラフト(最終リリースまでに変わる場合があります)に基づいています。 この仕様の適合基準はまだ発行されていません。

イマジネーション・テクノロジーズについて

イマジネーションは、 世界中の何十億の人々の生活を豊かにする製品を支える、 グローバル規模のテクノロジー・リーディング・カンパニーです。 広範囲なシリコン製品向けのIP(知的財産)には、 様々なモバイル、 家電、 自動車、 企業、 インフラ、 IoT、 組込機器の原動力となるSoC(Systems
on Chips)の設計に欠かせないマルチメディア、 通信、 汎用プロセッサが含まれています。 独自のソフトウェアやクラウドIP・システムソリューションとの相乗効果によって、 ライセンシーやパートナーが高度に差別化されたSoCプラットフォームを利用した製品を素早く市場に投入することを可能にします。 イマジネーションのライセンシーである半導体メーカー、 ネットワークオペレータ、 OEMやODMなど多くの世界的な先端企業は、 各国で象徴的で革新的な製品を創り続けています。 詳しくは www.imgtec.com及びwww.imgtec.com/jpをご覧ください。 イマジネーションの情報はTwitterYouTubeLinkedInRSSFacebookBlogで提供されています。

イマジネーション・テクノロジーズとイマジネーション・テクノロジーズのロゴはImagination Technologies Limitedと英国及びその他の国の関連会社の商標です。 その他すべてのロゴ、 製品、 商標、 および登録商標は、 それぞれの所有者に帰属します。

イマジネーション・テクノロジー プレス担当者:

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記事掲載時のお問い合わせ先

イマジネーション・テクノロジーズ株式会社

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