6th December 2010

イマジネーションの POWERVR VXD392 および VXE382 に H.264 MVC 復号化/符号化機能を搭載


マルチメディアと通信におけるチップ テクノロジーの世界的なリーディング カンパニーであるイマジネーションテクノロジーズは、同社のマルチスタンダード、マルチストリーム ビデオ IP コア ファミリに POWERVR VXD392 デコーダおよび POWERVR VXE382 エンコーダを新たに追加したことを発表しました。これには、H.264 MVC、WebM(VP8、復号化)、S3D(立体 3D)および UltraHD までの解像度のサポートが含まれています。 

POWERVR VXD392 は低消費電力、ハイパフォーマンス、マルチスタンダード、マルチストリームの超高解像度ハードウェア ビデオ デコーダ IP コアであり、あらゆるビデオ IP コアの規格を幅広くサポートしています。現在では WebM(VP8)、Stereo 3D、H.264 MVC などの新しい主要規格のサポートも含まれます。VXD392 によって、UltraHD 向け最大 4000 x 4000 解像度や立体アプリケーション向けにフル解像度の上下または並列ディスプレイ構成も実行することができます。

H.264 MVC(マルチビュー ビデオ コーディング)によって、複数ビューポイント テレビや高度な S3D ビデオ画像、没入型テレビ会議などが可能になります。マルチストリーム VXD アーキテクチャは、2 つの主要な MVC 使用例にこれ以上ないほど最適です。その 1 つは 2 視点の立体 3D ビデオを対象とする Stereo High Profile であり、 もう 1 つは、画像間および視点間予測の両方を使用して 2 つまたはそれ以上の視点をサポートする Multiview High Profile です。

VXD392 では前世代のテクノロジーと比較して必要な帯域幅が削減され、Allegro のような作為的に極めて厳しく設定された基準の場合においても業界をリードするパフォーマンスを実現しています。レイテンシー トレランスの向上により、最小のシステム要件で高いパフォーマンスを提供することができます。これは、統合したメモリサブシステムで複数の広帯域幅要求にさらされる現在のアプリケーション プラットフォーム SoC においては重要なことです。

POWERVR VXE382 ビデオ エンコーダ IP コアはマルチスタンダード SD および HD ビデオ エンコーダであり、H.264 MVC 規格プロファイル(ブルーレイ 3Dに使用される)用マルチストリーム入力およびサポートを含む規格の包括的なポートフォリオと調節オプションを提供します。 これにより、VXE382 は立体インタラクティブ 3D アプリケーションやハイ パフォーマンス ビデオをベースとする通信に最も適しています。VXE382 には豊富な H.264 ツールセットも含まれており、最高品質のエンコーダ IP コアのサプライヤーであるイマジネーションの市場におけるポジションを示すものです。

ビットレート 2.5x を提供する POWERVR VXE382 を使用することは、市場に既存のソリューションと比較して一般的なことです。これは、アップロード/ダウンロード時間がより速くなり、広い帯域幅を使用するコストを削減し、非常に多くの容量を使用できることを意味します。ビデオデータの送受信にかかる時間を短縮することにより、現在のポータブル電子機器にとってはたいへん重要な消費電力を著しく節約することができます。

イマジネーションのコーデック テクノロジー VXD392 および VXE382 は独自かつ包括的なビジュアル IP コアの POWERVR ファミリの一部であり、POWERVR SGX グラフィックス IP ポートフォリオなどその他のファミリ製品と統合ソフトウェアによって完全統合できるよう設計されています。SGX と組み合わせると、POWERVR SGX グラフィックス コアの共有システムレベルキャッシュ(SLC)サポートなど高度なシステム統合機能を使用することにより、コーデックでは他のソリューションと比較してシステムの帯域幅が大幅に削減されます。

イマジネーションのマーケティング担当副社長トニー・キング=スミスは次のように述べています。「これら最新の POWERVR ビデオ復号化および符号化 IP コアは、当社の業界トップの POWERVR SGX グラフィックスを完全に補完して、当社パートナーにトータルなビジュアル IP ソリューションを提供します。イマジネーションの VXD ファミリの出荷数は 1 億ユニットに到達しつつあり、したがって実地での検証は十分になされています。当社の VXD392 デコーダ コアでは、システムの CPU と GPU の処理リソースをほとんど必要とせずに、1080P60 から UltraHD、S3D、VP8、H.264 MVC など最新のビデオ処理の実装に必要なすべてを提供します。POWERVR VXE ファミリは高品質なエンコーディング成果物を作成するために設計された最初かつ最高のものであり、H.264 MVC 規格をサポートする VXE382 は立体 3D のホットな市場領域に当社の高品質エンコーディング能力をもたらします。」

ビデオ復号化や IP コアの符号化ファミリへのサポートを提供して、両方のコアが OpenMAX や LibVA API サポートなどの幅広いハードウェア ドライバおよびパートナーの拡大するエコシステムによってサポートされています。

イマジネーションの電力管理技術は非常に高い評価を得ており、POWERVR VXD および VXE コアの低消費電力要件によって、電力に限りのあるポータブル メディア プレーヤーや携帯電話でもハイビジョン ビデオを長時間に渡って視聴および作成することができます。

POWERVR VXD392 および VXE382 は現在ライセンス供与を開始しています。

POWERVR VXD392 の詳細
POWERVR VXD392 ビデオ復号化コアは、モバイル機器、3DTV、HDTV、IDTV、セットトップボックス(STB)、ブルーレイ、メディア プレーヤーなど幅広い用途を対象としています。前世代のテクノロジーと比較して、必要な帯域幅を著しく削減しレイテンシー トレランスを改善しました。

VXD392 は H.264/4.2(1080P60)準拠のフルハイビジョンを復号化し、ブルーレイなどのマルチストリーム同時復号化条件を満たします。VXD コアの高性能並列アーキテクチャによって、一般的な H.264 ハイプロファイル HD ストリームをクロックレート 70MHz で復号化できます。VXD392 は時分割多重に基づいて構成してシングル、デュアルおよびマルチストリーム HD 複合化を取り扱うことができます。これにより、高度 EPG アプリケーション用に立体3D、ピクチャ イン ピクチャやマルチピクチャ メニューなどの機能が可能になります。

VXD392 では、MPEG-2、H.264、VC-1、AVS などすべての国際放送規格のフル ハードウェア アクセラレーション サポートを実現しました。 また、オプションとして、この他にもエンドユーザーの用途に必要な主要ビデオ規格である Sorenson Spark、Real Video 8/9、On2 VP6 などもサポートしています。VXD392 ではすべての MPEG-4 および H.264 プロファイルしており、これによりエンドユーザーは DivX® 形式に準拠するソリューションを作成することができます。

POWERVR VXE382 の詳細
POWERVR VXE382 は、未処理画像データからビデオと静止画像をエンコードし、対応するビット・ストリームをエレメンタリ ストリームまたは NAL ユニット レベルで生成します。また、ストリーム ヘッダーを生成します。エントロピーエンコーディング、スキャン、変換、動きの検出と補正、非ブロック化などのアルゴリズム機能を実行します。これらのコアは幅広い未処理画像データで検証されており、画質を落とすことなく、高い圧縮率を実現します。 

VXE382 コア と コアのマルチスタンダード サポートについては、幅広い未加工の画像データで検証し、表示画質に優れ劣化が最小限な高い圧縮率を保証しています。サポートされる規格は、 H.264 MVC、H.264、MPEG-4、H.263、M-JPEG および JPEG です。

POWERVR VXE382 ビデオ エンコーダ コアは、携帯電話やデジタルカメラ、デジタルビデオやパーソナル ナビゲーション機器でのビデオクリップ撮影やビデオ会議、また監視ビデオに最適です。

注記
DivXおよび関連するDivXロゴはDivX, Inc.の商標です。

イマジネーションテクノロジーズについて
[前回リリースのとおり]


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