8th January 2009

イマジネーションテクノロジーズ、グラフィックス IP コア・ファミリーに POWERVR SGX543 を追加

POWERVR Series5XT アーキテクチャ発売により、POWERVR グラフィックス・ロードマップが競合を圧倒


2009 年 1 月 8 日、米国ネバダ州ラスベガス ― 半導体用システムオンチップ向け知的財産(SoC IP)のリーディング・カンパニーであるイマジネーションテクノロジーズ(IMG)は、高性能 POWERVR SGX コアやマルチプロセッサ・サポートを実現するIMG の広範な POWERVR Series5XT アーキテクチャに基づいた最初のグラフィックス・プロセッサ IP コアである POWERVR SGX543 を発表しました。

POWERVR SGX543 の発売は POWERVR ロードマップを次の段階へと推し進めます。SGX ファミリーは世界最小の OpenGL™ ES 2.0 モバイル・コアから高性能モバイルや HDTV 向けソリューション、ゲーム/コンピューティング・ソリューションまでと、Series5 POWERVR SGX アーキテクチャの最高の拡張性を実証しています。

POWERVR SGX543 は単一コアとマルチプロセッサ・ソリューションとして活用できる初の POWERVR SGX グラフィックス IP コア 製品です。IMG は 3 月の Multicore Expo 2009 で POWERVR SGX543 マルチプロセッサ性能の詳細を発表します。

POWERVR SGX543 – POWERVR Series5XT アーキテクチャ IP コアの第 1 弾製品
4 本のパイプラインからなる POWERVR SGX543 は POWERVR Series5XT アーキテクチャを活用する新 SGX IP コアの第 1 弾製品で、従来の SGX IP コアで使用された Series5 SGX アーキテクチャを大幅に改善しています。SGX543 の多岐に渡るアーキテクチャ強化には、次の項目が含まれます

  • USSE2 ― 包括的なベクター機能や並列処理機能を含む広範な USSE™ 命令セット改善されたタイル処理によりメモリ帯域が削減され、設定依存のアプリケーション性能が向上
  • シェーダ中心のアプリケーションでは通常 40% の速度性能アップ
  • 2 倍の浮動小数点、陰面処理性能処理能力を 50% 改善する、強化された三角形設定
  • 改善されたマルチサンプリング・アンチエイリアシング性能POWERVR VXD、VXE ビデオ・コアと組み合わせた場合の性能最適化機能
  • 高度カラー空間処理とガンマ補正
  • さらに最適化された OpenVG 1.x サポート
  • キャッシュ、MMU 機能の改善

新しい POWERVR SGX543 は実世界環境で、200MHz において 3,500 万ポリゴン/秒、1 ギガピクセル/秒のフィルレートを誇り*、極めて滑らかな高解像度 3D グラフィックスを HD 画面で表示させることができます。POWERVR SGX543 は単一コアのソリューションでも GPU を問わず、前例のない性能を発揮します。IMG は急ピッチでイノベーションを推し進めることで、ほんの数年前までは専門的なハイエンド・プラットフォームでしか味わうことができなかったグラフィックス体験を一般ユーザーにも提供できるようになりました。

IMG のマーケティング担当副社長トニー・キング=スミス氏は、「IMG は鮮烈な 3D、2D、ベクター・グラフィックスを可能にする POWERVR SGX543 により、組み込みグラフィックス・アクセラレーション市場におけるリーダーシップと圧倒的な存在感を広げることができます。Series5XT アーキテクチャはあらゆる市場で急速に高まりつつある高性能グラフィックスへの需要に応えることで、IMG のモバイル、組み込みグラフィックス・ソリューションの独走をさらに進めるでしょう」と語ります。

POWERVR SGX543 詳細
POWERVR Series5XT アーキテクチャは、ポリゴン処理能力、ピクセル処理、高フィルレートであろうと、あるいはそれらの組み合わせであろうと、広範なアプリケーションに渡って最高性能を約束する、高効率の Series5 アーキテクチャに基づきます。別個のポリゴン処理、ピクセル処理ユニットを使う他のアーキテクチャでは、POWERVR SGX グラフィックス・コアの安定した処理能力やシリコン活用を達成することはできません。

各 POWERVR SGX543 パイプラインに内蔵された主要プログラマブル処理ユニットの USSE2(Universal Scalable Shader Engine2)はデータパスへの大幅なアップグレードを採用し、ベクター処理性能や全般的な処理能力が劇的に改善されました。このデータパスへのアップグレードこそが、シェーダ中心のアプリケーションにおいて SGX543 の速度性能が以前の POWERVR SGX コアと比べて平均 40% アップした主な理由です。

USSE2 はグラフィックス処理やその他の計算が多いタスクを効率的に行う、拡張性のあるマルチスレッド GPU シェーダ処理エンジンです。これらのタスクは、シェーダの一部分などの処理パケットへと自動的に分割されて、ハードウェアの数々のマルチスレッド実行ユニットへと割り当てられ、処理効率を最大限に発揮させます。USSE2 はクロノス・グループの OpenGL ES 2.0 API 仕様の一部である GLSL 言語を使ってプログラミングされます。

また IMG はクロノスの OpenCL ワーキング・グループのメンバーで、開発者がより多岐に渡るアプリケーションで USSE2 の性能をより完全に発揮できるよう、新しい GPGPU 処理 API を定義しています。

注記
* フィル・レートの数値は、2.5 倍のシーン深度複雑性を前提にしています。

イマジネーションテクノロジーズについて
Imagination Technologies Group plc(FTSE:IMG)は、半導体システムオンチップ(SoC)向け知的財産(IP)のリーディング・カンパニーで、市場をリードするグラフィックス/ビデオ/ディスプレイ・アクセラレータ、マルチスレッド・プロセッサ、マルチスタンダード受信機テクノロジーのライセンス供与を行っています。これらのIPソリューションはダイナミックで幅広い開発者およびミドルウェアのエコシステムによって補完されています。ターゲットとしている市場は、デジタル・ラジオとオーディオ、携帯電話マルチメディア、PMP(パーソナル・メディア・プレーヤー)、車載ナビゲーションとドライバー・インフォメーション、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)、UMPC(ウルトラ・モバイルPC)とMID(モバイル・インターネット機器)、デジタル・テレビとセットトップ・ボックス、携帯テレビなどです。ライセンス先は、主要な半導体や家庭用電化製品関連の企業だけにとどまらず、革新的な最先端の新興企業や工場を持たない半導体企業も含まれています。イマジネーションテクノロジーズの本社はイギリスにあり、世界各国に販売拠点と研究開発拠点を置いています。詳しくは、www.imgtec.comをご覧ください。

広報担当者:
David Harold
Imagination Technologies
tel +44 (0)1923 260 511
fax +44 (0)1923 270 188
e-mail: david.harold@imgtec.com
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