8th January 2009

イマジネーションテクノロジーズ、POWERVR FRC270 フレーム・レート変換 IP コアを発表

ビデオ、フィルムからの優れたフレーム・レート変換を実現する最新の POWERVR FRC ディスプレイ IP コア


2009 年 1 月 8 日、米国ネバダ州ラスベガス ― 半導体用システムオンチップ向け知的財産(SoC IP)のリーディング・カンパニーであるイマジネーションテクノロジーズ(IMG)は、ライセンス契約が可能な市場で唯一の動き補償付き、240Hz フレーム・レート変換可能、高性能、低シリコン領域の IP コア「POWERVR FRC270」の提供を発表しました。

FRC270 の低シリコン領域要件により、OEM は低コストのシステム・ソリューションの開発が可能になり、エンド・ユーザーも滑らかで動きの高品質な映像体験を享受できます。さらにFRC270 を IMG の POWERVR VXD、VXE、I2P コアなどの顧客 IP と組み合わせることで、SoC 設計者は単一機器に完全なソリューションを実装できるようになり、FRC、ビデオ複号、デインタレースで通常必要とされてきた複数の個別チップが不要になります。

POWERVR FRC270 はモーション・ジャダー、モーション・ブラー、低フレーム・レートなどの主要な問題を解決し、HD フラット・パネル・ディスプレイの最新モデルにおいて、最高の視聴体験を約束します。このコアは SD と HD の映像素材を最高 240Hz のフレーム・レート変換が可能で、フル HD の最新パネルで 1080p/240fps の映像を表示することができます。

POWERVR FRC270 IP コアは動き補償補間によって連続するフレーム間に予測画像を生成することで、あるフレーム・レートからより高いフレーム・レートに変換します。

洗練された最適設計
POWERVR FRC270 IP コアはホスト CPU の負荷と介入を最小限に留めるように設計され、ソース・フレームと目的フレームに単一のメモリ・インターフェースを使用するため、DDR3 メモリだけでなく、旧世代の DDR においても効率的です。

FRC270 は入力形式によってアルゴリズムを自動調整し、ソースとなる SD や HD の映像素材に合わせて最適化するほか、高度なエッジ検出アルゴリズムによって出力を洗練し、従来のソリューションの課題であった「ハロー効果」を最小限に抑えます。

モーション・ジャダー
映画の素材は通常 24 フレーム/秒で録画されますが、新しいディスプレイの多くが 50 フレーム/秒対応です。24 フレームから 60 フィールドへのテレシネ変換を行う従来の 3:2 プルダウン では第 1 フレームを 3 回、次のフレーム 2 回と繰り返し走査する方法で、結果として動きがギクシャクとし、見栄えがよくありませんでした。IMG の FRC270 は動き補償補間を活用することでフレームを繰り返すことなく中間フレームを生成し、映画の雰囲気を残しつつ、従来方法の問題であったギクシャクとした動きを回避します。

モーション・ブラー
LCD などのフラット・パネルは表示するピクセルごとにサンプル・ホールド機能付きデータ・コンバータを使用します。フレームがリフレッシュしている間、人間の目には映像の物体が静止して見えるため、物体の動きに目がついていけず、物体がボヤけて見えてしまうのです。つまりフレーム間の動きが少ないほど、この「ブラー」が目立たなくなります。POWERVR FRC270 はフレーム間の動きを少なくし、ブラー効果を抑えます。

低フレーム・レート補間
「YouTube 型」ユーザー生成ビデオ(UGV)の普及により、あらゆる情報源があらゆる機器を使って作成した映像素材を視聴できるようになりました。デジタル・カメラや携帯電話を使ったモバイル・ビデオは 12~ 15 フレーム/秒のフレーム・レートで撮影されるために映像はギクシャクとし、視聴体験としては最適とはいえません。FRC270 は、こうした低フレーム・レートの機器で撮影された映像コンテンツを 25~30 フレーム/秒まで補間し、動きを滑らかにします。

POWERVR FRC270 のフレーム・レート変換性能について
FRC270 は次の例のように、任意のフレーム・レートからあらゆるフレーム・レートへと変換することができます。

  • 24 Hz 素材を 48、60、72、96、120、240 Hz に
  • 25 Hz 素材を 50、75 and 100、200 Hz に
  • 30 Hz 素材を 60、120、240 Hz に
  • 60 Hz のデインタレース・ビデオを 120、240 Hz に
  • 50 Hz のデインタレース・ビデオを 100、200 Hz に
  • 100/120Hz 素材を 200/240Hz 素材に(パネル・プロセッサ使用)
  • 15 Hz 素材を 30 Hz(低フレーム・レート補間)

イマジネーションテクノロジーズについて
Imagination Technologies Group plc(FTSE:IMG)は、半導体システムオンチップ(SoC)向け知的財産(IP)のリーディング・カンパニーで、市場をリードするグラフィックス/ビデオ/ディスプレイ・アクセラレータ、マルチスレッド・プロセッサ、マルチスタンダード受信機テクノロジーのライセンス供与を行っています。これらのIPソリューションはダイナミックで幅広い開発者およびミドルウェアのエコシステムによって補完されています。ターゲットとしている市場は、デジタル・ラジオとオーディオ、携帯電話マルチメディア、PMP(パーソナル・メディア・プレーヤー)、車載ナビゲーションとドライバー・インフォメーション、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)、UMPC(ウルトラ・モバイルPC)とMID(モバイル・インターネット機器)、デジタル・テレビとセットトップ・ボックス、携帯テレビなどです。ライセンス先は、主要な半導体や家庭用電化製品関連の企業だけにとどまらず、革新的な最先端の新興企業や工場を持たない半導体企業も含まれています。イマジネーションテクノロジーズの本社はイギリスにあり、世界各国に販売拠点と研究開発拠点を置いています。詳しくは、www.imgtec.comをご覧ください。

広報担当者:
David Harold
Imagination Technologies
tel +44 (0)1923 260 511
fax +44 (0)1923 270 188
e-mail: david.harold@imgtec.com
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