20th November 2015

イマジネーション・テクノロジーズ、先進のヘテロジニアスCPUシステム向けに新エンド・ツー・エンド・デバッグ環境を発表


l   新しいMIPSオンチップ・インスツルメンテーションによる柔軟なモジュール式デバッグ

l   MIPS Release 6アーキテクチャに対応した最新Codescape SDKによる開発、 デバッグ、 最適化のサポート

l   新しいデバッグ・テクノロジに基づくCodescape SysProbesによる高速かつ効率的なデバッグ

l   LauterbachおよびGreen Hills製を含む各種プローブのサポート

イマジネーション・テクノロジーズ(IMG.L、 以下:イマジネーション)は、 MIPSヘテロジニアスCPUをベースとしたシステムや、 MIPS CPUとその他のCPUアーキテクチャを組み合わせたシステムの統合とデバッグを簡素化する、 新しいエンド・ツー・エンドのデバッグ環境を発表しました。 この環境の中核は、 柔軟なオンチップCPUデバッグ・アーキテクチャを提供するMIPSオンチップ・インスツルメンテーション(MIPS OCI)ハードウェアです。 MIPS OCIは、 新しいCodescape MIPSソフトウェア開発キット(SDK)および新しいCodescape SysProbeテクノロジとシームレスに連携して、 次世代設計に適した効率的でシームレスなデバッグ環境を構築します。

ますます複雑になる今日の半導体は、 多数のCPUコアおよびクラスタが搭載され、 マルチスレッド機能を含むSoCのデバッグに新たな問題をもたらします。 MIPS OCIは高度な並列アプローチを介して、 多数のコアやクラスタを含むCPU設計への素早いアクセスを可能にすることで、 高速チップ起動と非常に効率的なソフトウェアの開発、 統合、 デバッグを実現するように設計されています。

VDC Researchで、 IoTおよび組み込みテクノロジ市場リサーチ・アナリストを務めるDaniel Mandell氏は、 次のようにコメントしています。 「組み込み設計者にとってデバッグは簡単な作業ではなく、 総設計時間の大きな割合を占めています。 また、 デバッグ作業は、 現在のマルチコア、 マルチクラスタのCPU設計によってさらに複雑化しています。 異種CPU設計の管理コントローラとしてでも、 データ・プロセッサのクラスタとしてでも、 SoC設計へのMIPS
CPUの統合とデバッグをより迅速にするという点で、 イマジネーションの新しいMIPS向けデバッグ環境は重要な進歩です。 こうしたデバッグ時のメリットとイマジネーションの開発者エコシステムが組み合わさっているからこそ、 MIPSは数あるCPUアーキテクチャの中で独自の地位を占めています。 」

イマジネーションで、 MIPS事業運営担当バイス・プレジデントを務めるJim Nicholasは、 次のようにコメントしています。 「弊社の新しいMIPS用デバッグ環境は、 複雑なチップデザインを行うお客様の統合とデバッグを、 飛躍的に簡素化します。 また、 MIPS CPUを他社のCPUと組み合わせて、 SoC設計に使ってみたいとお考えのお客様にとっても、 リスクと影響を最小限に抑えたデバッグが可能です。 これは、 MIPSを新たな段階に引き上げ、 これまでにない設計を可能にするための大きな一歩になると確信しています。 また、 お客様がMIPSを選ぶ際の障壁の軽減にもつながると考えています。 」

MIPSオンチップ・インスツルメンテーション

MIPS OCIは、 MIPSシステムのデバッグに対する新しいモジュール式アプローチであり、 設計に必要な固有の構成を採用できるようにします。 また、 コアの柔軟なプロービングおよび単一フローへのトレースの統合を実現します。 高度な電力管理機能により、 稼働中のその他のCPUへの影響や、 JTAGチェーンを切断することなく、 CPUコアおよびクラスタの電源を落すことができます。 ブレークポイントとトレースの構成、 オンチップ・データ収集、 マルチクラスタ・システムでのグローバル・ステート・アクセスを、 コアを停止せずに実行できます。

MIPS OCIは、 エントリ・レベルのM-Class M6200、 64ビットのマルチスレッドI-Class I6400、 高性能64ビットのP-Class P6600 CPUを含む最新のMIPS Warrior CPUに搭載されており、 JTAGを介して旧世代のMIPS CPUに対する下位互換性を有しています。 サード・パーティのデバッグ環境に対するインターフェース機能を持つMIPS OCIは、 幅広い異種SoC設計に対応するように設計されています。

MIPS OCIには、 ミッドレンジからハイエンドのMIPS I-ClassおよびP-Class CPUを組み込んだ高度なマルチコア、 マルチクラスタ設計向けに、 JTAG/cJTAG/AMBA Advanced Peripheral Bus(APB)インターフェースが搭載されているため、 最大限に柔軟な設計を実現できます。 システムは専用メモリを搭載したデバッグ・ユニットに加えて、 コヒレント・システムのグローバル・サブシステムとコアを接続する、 レジスタ(リング)バスで構成されています。 エントリ・レベルのM-Class CPUの場合、 APBインターフェースを介してMIPSデバッグ・ハブ(MDH)またはその他のデバッグ・アクセス・ハードウェアに接続できます。

Codescape SysProbe

イマジネーションの新しいプローブ設計をベースとしたCodescape SysProbeは、 MIPS IPコアが持つ高度なオンチップ・デバッグおよびトレース機能を利用することで、 侵入的なソフトウェア・モニタや追加のターゲットI/Oリソースなしで、 高速かつ効率的なデバッグを実現します。 SysProbeは、 コヒレントなクラスタ/マルチクラスタ・システムでの使用を対象とし、 異種SoC設計を同時にデバッグできるように設計されています。

Codescape SysProbeは、 ソフトウェアおよびハードウェア・ブレークポイント、 ハードウェア・トリガ、 リセット制御、 電源監視、 コード・プロファイリングをはじめとする豊富なデバッグ機能を搭載しています。 これらの機能は、 最先端を行く開発チームが、 ファースト・シリコンの起動、 ハードウェアとソフトウェアの開発、 デバッグおよび検証作業におけるニーズを満たすために不可欠なツールを提供します。

SysProbeは新しいCodescape MIPS SDKと緊密に統合されています。 インターフェースには、 最も一般的なRTOSを完全に認識するCodescape GUIベースのデバッガとCodescapeコンソール、 さらにはシリコン起動を含む低レベルのデバッグに最適なコマンド・ライン・インターフェースが含まれています。

Codescape MIPS SDK

Codescape SDKは、 製品ライフサイクル全体を通じて、 MIPSソフトウェアの開発に必要なすべての要素を提供するように設計されています。 このSDKは、 ファースト・シリコンにいたるまでのソフトウェアの開発、 デバッグ、 最適化をサポートします。 シリコンが使用可能になると、 SDKは、 チップ起動、 ソフトウェア/ハードウェア統合、 アプリケーション開発に対応する幅広いサポートを提供します。 最新バージョンのサポート対象には、 Release
6のMIPS32およびMIPS64アーキテクチャとmicroMIPSコード圧縮アーキテクチャが含まれています。

Codescape MIPS SDK Essentials(MIPS SDK)とCodescape MIPS SDK Professional(MIPS proSDK)は、 エントリ・レベルの開発ボードからハイエンドのマルチコア・システムまで、 MIPSベースのプラットフォームを扱う開発者向けに強力な機能を提供します。 Codescape MIPS SDKには、 MIPSソフトウェア開発を開始するために必要なツールとリソースがすべて含まれています。 Codescape MIPS proSDKは、 機能豊富な高品質ツールキットであり、 専門性の高いソフトウェア開発者向けに、 高度なMIPSソフトウェア開発に必要なすべてのツールを提供します。

MIPS SDKとMIPS proSDKは、 新しいCodescape SysProbeと連携するだけでなく、 イマジネーションおよびサード・パーティが提供する幅広いプローブと連携します。 これには、 LauterbachやGreen Hills Softwareによるハイエンド・プローブに加えて、 コスト重視のアプリケーションや学生、 愛好家に適した手頃な価格のMIPS Bus Blaster V3cが含まれています。

MIPS開発者コミュニティ

開発者は、 幅広いイマジネーションの開発者コミュニティの1つで、 発展を続けているMIPS Insider Community(http://community.imgtec.com/developers/mips/)を通じて、 フォーラムとディスカッションに参加できます。 また、 prpl
Foundationによる新しいオープン・ソース・コミュニティ(www.prplfoundation.org)にも活発な開発者コミュニティがあります。

出荷状況

Codescape MIPS SDK、 MIPS proSDK、 SysProbe SP55(SysProbeシリーズ初の製品)は現在出荷中です。 Codescape MIPS SDKは無償でダウンロード可能です。 MIPS OCI IPは現在出荷中であり、 すべてのMIPSコアにバンドルされています。 詳細はhttp://community.imgtec.com/developers/mips/tools をご覧くださるか、 こちら(info@imgtec.com)までお知らせください。

MIPS CPUについて

MIPS CPUは、 低消費電力で高性能なマイクロプロセッサIPコアおよびアーキテクチャの広範なポートフォリオから構成されており、 ハイエンド・アプリケーション処理向けのソリューションから、 非常にコンパクトで高度に組み込まれたマイクロコントローラ向けのソリューションまで幅広く対応します。 MIPS CPUは、 世界中の何十億という製品に搭載されています。 64ビットMIPSアーキテクチャは多数の製品に広く採用されており、 20年以上にわたって築かれてきた活発に進化し続けるエコシステムによってサポートされています。

イマジネーション・テクノロジーズについて

イマジネーションは、 世界中の何十億の人々の生活を豊かにする製品を支える、 グローバル規模のテクノロジー・リーディング・カンパニーです。 広範囲なシリコン製品向けのIP(知的財産)には、 様々なモバイル、 家電、 自動車、 企業、 インフラ、 IoT、 組込機器の原動力となるSoC(システム・オン・チップ)の設計に欠かせないマルチメディア、 通信、 汎用プロセッサが含まれています。 独自のソフトウェアやクラウドIP・システムソリューションとの相乗効果によって、 ライセンシーやパートナーが高度に差別化されたSoCプラットフォームを利用した製品を素早く市場に投入することを可能にします。 イマジネーションのライセンシーである半導体メーカー、 ネットワークオペレータ、 OEMやODMなど多くの世界的な先端企業は、 各国で象徴的で革新的な製品を創り続けています。 詳しくは www.imgtec.com及びhttp://jp.imgtec.comをご覧ください。 イマジネーションの情報はTwitterYouTubeLinkedInRSSFacebookおよびブログで提供されています。

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イマジネーション・テクノロジーズ株式会社

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