24th July 2013

短納期開発とPPA(Power, Performance, Area)の最適化を両立するイマジネーションのDOK

シノプシス(Synopsis, Inc.)と初めての共同開発で、第6世代のPowerVR GPUにおいて動的消費電力を最大で25%削減し面積を10%削減


英国ロンドン-2013724日-マルチメディア、 プロセッサ、 通信、 およびクラウド技術で業界をリードするイマジネーションテクノロジーズ (IMG.L)は、 GPUやCPU、 IPコア製品に対して、 お客様が消費電力(Power)、 パフォーマンス(Performance)、 面積(Area)をより柔軟に最適化できる新しいDOK(Design Optimisation Kits)を発表しました。 イマジネーションテクノロジーズのDOKは、 最適な設計フローの事例、 パートナーによりチューニングされたライブラリ、 特性データおよび資料から構成されています。

最初のDOKは、 年内の出荷を予定しており、 イマジネーションの第6世代PowerVR「Rogue」GPUを使用しているお客様は、 イマジネーションとシノプシスが共同開発したコアIPのパッケージとフィジカルIPを利用して市場投入までの大幅な開発期間短縮と消費電力、 面積の削減を可能にします。 シノプシスの新しいDesignWare® HPC (High Performance Core) Design Kitを含む、 イマジネーションのDOKを使用することで、 第6世代PowerVR GPUを利用しているお客様は、 動的消費電力を最大で25%削減*でき、 面積を最大10%削減、 さらにチューニングされた設計フロー**により実装までの所要期間を最大30%短縮できます。

PowerVR GPUコアは、 他社の競合ソリューションに比べてわずかな消費電力で単位面積あたりトップクラスのパフォーマンスを既に実現しています。 イマジネーションの新しいDOK使用することで、 お客様はパフォーマンス、 消費電力、 面積の理想的なバランスを実現し、 個別のアプリケーションごとに実装を最適化することが可能となります。

シノプシスHPC Design Kitを活用した、 シノプシスとイマジネーションとの共同開発DOKは、 当初、 PowerVR GPUとMIPS CPU用にフォーカスしますが、 VPU(video and vision processors)、 RPU(radio communications processors)などのイマジネーションの主要IPソリューション群にも対応していく予定です。

近年の設計傾向として、 SoC(システムオンチップ)上のGPUの割合は増加しSoCの面積の広範を占めるようになっています。 Ultra HD(4K解像度)対応のトレンドなどが、 GPU演算量の増加を加速し、 この傾向はまだ続くと考えられます。 SoCの複雑化、 高周波化の一方で、 発熱の制約が大きいモバイル用のアプリケーションでは消費電力を抑えることが課題となります。 この難題に対応するため、 GPUやCPU他、 様々なプロセッサの実装にあたって消費電力、 パフォーマンス、 面積を最適化を確立する柔軟なソリューションが求められています。

イマジネーションのマーケティング上級副社長Tony King-Smith氏は次のように述べています。 「激化する競争の中で成功するには、 お客様が求めるライブラリや設計フローを利用し、 PPAを理想的に最適化した設計が必要になります。 イマジネーションのDOKを利用すれば、 お客様の開発期間を短縮しつつ、 これを達成できる事でしょう。 」

シノプシスのIP and Systemのマーケティングを担当する副社長、 John Koeter氏は次のように述べています。 「シノプシスの新しいDesignWare HPC Design Kitでは、 様々なプロセッサコアの実装を最適化できます。 CPUとGPUの両方を取り巻く、 長年にわたるイマジネーションとの緊密な共同開発、 芳しい成果を残しつづけています。 イマジネーションの第6世代PowerVR GPU用の新しいDOKを使っていただければ、 お互いのお客様の事を考え、 両社の専門分野を活かした最適化と検証を行ったソリューションを開発したことがおわかりいただけると思います。 我々は、 MIPS CPUファミリ用のDOK開発を含め、 将来のプロジェクトでもイマジネーションと共同開発していくことを楽しみにしています。 」

King-Smith氏は次のように続けています。

「第6世代PowerVR GPUの最初のDOK開発に、 シノプシスと緊密に連携できたことを大変うれしく思います。 シノプシスとの戦略的な連携は、 イマジネーションのIPコアとシノプシスが推奨する設計フロー、 メモリー、 標準セル・ライブラリを使ってお客様へ考えられる最高のソリューションをお届けする方法の、 素晴らしい事例だと思います。 」

出荷計画
イマジネーションの第6世代PowerVR IPコア 用の新しいDOKは、 第3四半期での出荷開始を予定しています。 これには、 最適化された設計フローの事例、 フロアプラン、 さらにシノプシスのDesignWare HPC Design Kitが含まれます。

第6世代PowerVR「Rogue」 GPU
拡張性の高いクラスタ構成をベースにした、 第6世代 PowerVRのアーキテクチャは、 スマートフォン、 タブレット、 PC、 ゲーム機、 車載システム、 テレビなど、 モバイルから最高レベルのパフォーマンスが要求される組み込みグラフィックス機器までをターゲットとしています。 第6世代PowerVRは、 そのプログラミング可能な構造を活かし、 消費電力や周波数を抑えながら、 クラス最高レベルのGPU演算能力を実現しています。

第6世代PowerVR GPUでは、 一般的なグラフィックスAPIと共にOpenCL 1.xやRenderscript /Filterscriptといった新しいGPUコンピューティングAPIまでをフルサポートし、 モバイルや組み込み機器の演算能力と消費電力バランスの最適化を可能にしています。 第6世代ファミリは、 最新グラフィックスAPIとして、 OpenGL ES 3/2/1.1、 OpenGL 3.x/4.x、 WHQL完全準拠のDirectX9.3/10をサポートし、 一部はDirectX11.1もサポートします。

イマジネーションのPowerVRグラフィックステクノロジーは、 モバイルと組み込みグラフィックスのデファクト・スタンダードです。 PowerVR GPUテクノロジーは世界最大級のグラフィックスプロセッサ専門エンジニアリングチームによって開発が続けられ、 イマジネーションのエコシステム「PowerVR Insider」が、 数多くのPowerVR向けアプリケーションを開発する3万5千名以上の開発者からなる、 活気あふれるコミュニティーへ、 サポートとツールを提供しています。 第6世代PowerVRは既に複数のパートナーによって半導体が製造され、 出荷が開始されています。

脚注
* 消費電力量は、 スタティック・トグル・レートに基づいています。
** TSMC 28HPMプロセスでのPowerVR G6100 IPコアによる結果です。

イマジネーションテクノロジーズについて
マルチメディア、 プロセッサ、 通信、 クラウドテクノロジーにおける世界的な先端企業であるイマジネーションテクノロジーズは、 グラフィックス、 ビデオ、 画像処理、 組込CPU、 マルチスタンダード通信、 プラットフォーム間共通のV.VoIPおよびVoLTE、 クラウド技術をはじめとする市場をリードするプロセッサソリューションの開発とライセンス供与を行っています。 このシステムオンチップ(SoC)向けシリコンIPソリューションは、 ソフトウェア、 開発ツール、 エコシステムによってサポートされています。 ターゲット市場としては、 携帯電話、 ネットワーク対応の家電機器、 モバイルコンピューティング、 カーエレクトロニクス、 通信、 医療、 スマートエネルギー、 ネットワークセンサーなどが挙げられます。 イマジネーションのライセンス先には、 世界中の主要な半導体企業、 ネットワーク事業者、 OEM/ODM企業が含まれます。 イマジネーションテクノロジーズの本社は英国にあり、 世界各国に販売拠点と研究開発拠点を置いています。 詳しくは www.imgtec.comをご覧ください。

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