14th August 2008

POWERVR SGX、量産チップですべてのKhronos Mobile APIに適合した初の製品

「モバイル機器は3Dコンテンツ革命に直面している」とイマジネーション社


2008年8月14日(英国ロンドン):モバイルグラフィックス技術のリーダーである英国イマジネーションテクノロジーズ社は、 同社のPOWERVR SGXが、 市販の量産シリコンチップですべてのKhronos™モバイル2Dおよび3DグラフィックスAPI(OpenGL® ES 2.0、 OpenGL ES 1.1およびOpenVG™ 1.0)に適合した初の3Dグラフィックスアクセラレーション・ソリューションであることを発表し、 モバイルおよび組み込み系グラフィックスの最先端アクセラレーション・ソリューションとしての信頼度を強化しました。

API(Application Program Interface)は、 ソフトウェアが、 高度で明確かつ体系的な手法で最先端のハードウェア機能を利用できるようにするものです。 テキサス・インスツルメンツのPOWERVR SGX対応OMAP3430アプリケーションプロセッサに採用されることにより、 すべてのAPIへの適合が実現しました。

業界最先端のPOWERVR SGXグラフィックスアクセラレーション技術を利用した製品レベルに達したSoCが、 すでに発売が発表されている20以上のMID、 UMPC製品の設計に組み入れられています。 6~9ヶ月のうちに、 その他ボード搭載の製品が多数発表される予定です。 POWERVRによって初めてOpenGL ES 2.0をサポートした携帯電話が、 2008年第4四半期に発売される予定です。

イマジネーション社のPOWERVR MBX 3Dアクセラレーションコアは、 KhronosのOpenVG 1.0.1およびOpenGL ES 1.1のAPIにも適合しています。

POWERVR SGXは、 現在、 インテル、 NEC、 テキサス・インスツルメンツのSoCに組み込まれています。 また、 いくつかの業界トップ企業がPOWERVR SGXベースのプラットフォーム開発にも取り組んでいます。

イマジネーション社のマーケティング担当副社長トニー・キングスミス氏は、 次のようにコメントしています。 「KhronosのAPIなどオープン標準への高パフォーマンスでの完全な適合が、 当社のすべてのIPコアテクノロジーのカギとなる強みです。 イマジネーション社のPOWERVRハードウェアと、 多様化するOSやハードウェアプラットフォームで利用可能な業界標準であるKhronosのグラフィックAPIの組み合わせによって、 グラフィックス主導のコンテンツ革命が多くの市場に波及しつつあります。 」

Khronos Groupのニール・トレビット代表は次のように語っています。 「イマジネーション社が重要な3つの標準への適合を実現したこと、 特に量産チップで企業として初めてOpenGL ES 2.0の認証を受けたのは大変喜ばしいことです。 OpenGL ES 2.0は、 組み込みシステムで3Dグラフィックスを完全にプログラミングできるようにするものです。 イマジネーション社など主要サプライヤの支持を得て、 OpenGL ES 2.0は画期的なアプリケーションを生み出す新世代の機器の登場を導き、 最終的には消費者の需要を喚起するでしょう。 」

POWERVRについて
携帯機器用に高度に最適化されたイマジネーション社のPOWERVRグラフィックス技術は、 テキサス・インスツルメンツ、 ルネサス、 NXP、 フリースケール、 サムスン、 SiRF、 インテルなど主要半導体メーカーの量産SoCにすでに組み込まれており、 今後も他のメーカーのチップにも採用される予定です。

POWERVR MBXグラフィックスはOpenGL ES 1.1とOpenVGをサポートしており、 携帯電話、 PMP、 PND、 MIDに組み込んで出荷されるグラフィックアクセラレーションの市場を席巻しています。

POWERVR SGXは、 既存のPOWERVR MBXアプリケーションとの完全互換性を確保した上で、 モバイル機器向けの完全に統一されたシェーダ環境を実現します。 シェーダは、 ゲーム機およびその他のハイエンド・グラフィックス・プラットフォームには欠くことのできない技術で、 よりリアルで迫力のある画像表現を可能にする先進のエフェクトを実現します。 シェーダは従来の3Dレンダリングとは異なり、 プログラミングが可能なため、 コンテンツ開発者の創造性がゲーム、 ユーザーインタフェース、 その他のアプリケーションにとって決定的な要素となります。

POWERVR SGXアーキテクチャは、 エントリーレベルの携帯電話からスマートフォーンやMID、 ネットブックやラップトップに至る製品群をターゲットにしたIP(知的財産)コアで独自の拡張が可能です。 IPコアは小型で、 特許を取得した独自の高効率タイルベースディファードシェーディングアーキテクチャを持つため、 チップメーカーにとっては、 コアのクロック速度を下げると同時にメモリの帯域幅を業界最低レベルに抑えることができ、 バッテリー寿命の延長が可能になります。

POWERVR SGXに搭載されたる特許取得済みのタイルベースディファードレンダリングと、 マルチスレッドUSSETM(Universal Scalable Shading Engine)は、 グラフィックス処理をチップ上で行います。 これらは、 POWERVR SGX GPUで不要な処理を排除して消費電力を最小限に抑え、 シリコン面積やメモリサブシステムに関係なく最高のフォーマンスを引き出すためにも不可欠です。

イマジネーションテクノロジーズについて
イマジネーションテクノロジーズ株式会社は、 SoC用IP(知的財産)コアのトップ企業の一つです。 組み込み系グラフィックス回路、 ビデオ/ディスプレイ用アクセラレータ、 マルチスレッドプロセッサ、 複数標準の受信機回路を開発、 ライセンス供与しています。 これらのIPコアには、 いろいろな開発システム設計者やソフトウエアのトータルシステムをサポートする体制が整っています。 目標とする市場には、 デジタルラジオやデジタルオーディオ、 携帯電話のマルチメディア機能、 カーナビゲーションとドライバ情報、 パーソナルナビ、 モバイルPC、 携帯端末、 デジタルテレビ、 セットトップボックス、 モバイルテレビなどがあります。 供与する業種は半導体メーカーや家電メーカーです。 イマジネーションは、 英国に本社を置き、 世界中にセールスおよび研究開発オフィスを設置しています。
URL: www.imgtec.com


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